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公務員夢

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MJの公務員調べ〔警察官〕

警察官になるには

採用について

警察官の採用は、全体を取りまとめる「警察庁」と皇室を警備する「皇宮警察本部」、各都道府県を担当する「都道府県警察」の3つに分かれています。

平成27年度の警察白書によると人数の内訳は下記のとおりとなっており、警察官のほとんどは、都道府県警察に所属しています。

・警察庁の警察官:2,112人
皇宮護衛官:879人
都道府県警察の地方警察官:255,363人

警察庁勤務はいわゆるキャリア警察官といわれるもので、国家公務員として働きます。警察庁の警察官は交番などの現場で働くのではなく、警察組織の幹部としてキャリアアップしていくことが基本となります。

警察庁の警察官を目指す場合には国家公務員採用試験を受け、合格した人の中から警察官として採用されなければなりません。

国家公務員採用試験は非常に難易度が高く、また警察庁は人気のある省庁であるため、上位の成績で合格しないと採用は厳しいでしょう。

警察庁の総合職の採用者数は毎年わずか10名程度です。

皇宮警察本部の採用

皇宮護衛官は、天皇皇后両陛下や皇族の護衛、皇居や御用邸などの警備をする特殊な警察官です。こちらも国家公務員の身分となります。

皇宮警察本部所属の皇宮護衛官を目指すのであれば、人事院が実施する皇宮護衛官採用試験を受験し、合格後に採用される必要があります。

都道府県警察の採用

地方公務員として働く都道府県警の警察官で、警察官のほとんどがこちらにあたります。

地方公務員としての警察官を目指す場合には、各都道府県警察本部が実施する警察官採用試験を受験し、合格後に採用される必要があります。

採用は各都道府県単位で行われ、試験は大卒程度のⅠ類、短大卒程度のⅡ類、高卒程度のⅢ類に分けて行われます。

都道府県によって採用倍率は異なりますが、たとえば警視庁での採用の倍率は、下記のようになっています。
男性警察官(平成26年度)平均:12.4倍 Ⅰ類:6.8倍、Ⅱ類:7.5倍、Ⅲ類:5.7倍
女性警察官(平成26年度)平均:13.6倍 Ⅰ類:6.5倍、Ⅱ類:4.6倍、Ⅲ類:4.0倍

ここ数年で見ると、採用倍率は低下の傾向にあります。

警察官になるには

必要な学歴は?

警察官の採用試験は、一般的に高卒、短大卒、大卒といった形で区分が設けられています。区分によって試験のレベルや受験資格も異なるので、一概に「大卒が有利」ということはいえません。

警察官になれば、大卒と高卒・短大卒で警察学校の在学期間や初任給、昇進速度が異なるといった違いはありますが、学歴によって大きく仕事が制限されるといったことはありません。

また、「有名な学校を出ていないとダメなのでは?」といった心配もいりません。努力と熱意次第で、試験に合格することは可能です。

採用後

都道府県の警察官として採用が決まると警察学校に入り、業務に必要な知識や技能を身につけた後、現場に出ていきます。

警察官採用試験に合格後、全寮制の警察学校で6ヶ月〜10ヶ月の研修を受けることになります。

警察官学校では、警察官としての心構え、剣道や柔道などの武道、法律などを学びます。学校での訓練は体力面、精神面ともに厳しいものであることを覚悟しておいた方がよいでしょう。

警察学校を無事卒業し、配属が決まると、警察官としての勤務が始まります。

警察官として働く

警察学校卒業後、まずは交番勤務となることが一般的です。その後、希望や適性に応じて、刑事課、交通課など各部署へと進んでいくことになります。

初めは巡査からスタートし、経験を重ね、昇任試験に合格すると巡査長、巡査部長、警部補、警部へと階級が上がっていきます。

警察官に求められる能力

正義感

警察官は日々犯罪に対して立ち向かう仕事のため、正義感が強く、勇気があることが必要です。

運動能力

精神面だけではなく、体力面も充実していなければなりません。配属先の部署にもよりますが、いざという時に機敏に行動できる運動神経が必要になります。

冷静さ

警察官は、多様な人と接する仕事であるため、どんな人に対しても状況を問わず、冷静に対応することが求められます。

警察官の今後の見通し

日本に滞在する外国人が増えるにつれて、外国人の犯罪も増えてきています。都市部ではある程度の語学力が求められてきています。

また、インターネット上の犯罪などハイテク犯罪も増えています。これからの警察官はより専門性を求められるものになっていくと考えられます。

 ここで試験についてチェックしよう

受験資格

試験は2つに区分されます。A区分として、大学卒業、または卒業見込みの者、B区分として、A区分以外の者、短大卒、卒業見込み、高校卒、卒業見込みなどになります。
年齢基準は、A区分で22歳以上33歳未満、B区分が18歳以上33歳未満になります。

体の基準

検査項目

身体基準

男性

女性

身長

約160cm以上

約155cm以上

体重

約47kg以上

約45kg以上

胸囲

約78cm以上

-

視力

裸眼視力が両眼ともに約0.6以上
矯正視力が両眼ともに約1.0以上

色覚

正常であること

その他

体に障害や異常がないこと

資格・経歴の評定

採用試験申し込みの際に、受験者の持っている資格や経歴を証明書と共に申請し、その内容を評価して、一次試験の成績の一部として加点するものです。

受験する各都道府県によって、基準が違います。ここで紹介している基準よりも、警視庁での基準の方がじゃっかんゆるくなっています。

資格・経歴

加点の基準

柔道

講道館認定 初段以上

剣道

全日本剣道連盟認定 初段以上

スポーツ歴

中学卒業後に、地方予選を経た全国規模で行われるスポーツ大会に、選手として出場経験がある者

 

語学

英語

実用英語技能検定 2級以上

TOEIC 520点以上

ロシア語

ロシア語能力検定 2級以上

ロシア語検定試験 第1レベル以上

中国語

中国語検定 2級以上

漢語水平考試 6級以上

韓国語

ハングル能力検定 3級以上

韓国語能力試験 3級以上

簿記

日商簿記検定 3級以上

その他

  1. 上記の『剣道』『柔道』『スポーツ歴』『語学』『簿記』『情報処理』の資格や経歴に類するもの
  2. 大型自動車運転免許、情報処理に関わる経済産業省所管の国家資格、その他警察の職務執行に有用と認められる資格や経歴

これらの受験資格とは反対に、警察官の試験を受けることができない者として、日本国籍がない者、成年被後見人被保佐人など、いくつか挙げられますので、警視庁の公式サイトや、警察官際等試験情報などをチェックしましょう。

 

試験方法

まず試験の流れですが、受験の申し込みをすると、第一次試験が行われます。
第一次試験に合格すると、第二次試験になります。
これが最終試験となり、合格すると、採用候補者名簿に登載ということになります。

試験方法も、各都道府県で若干の違いがありますので、自分が受けたいと思っている警察とは、ここで挙げる内容と異なる場合があります。

第一次試験

試験種目

試験内容

A区分

B区分

教養試験

警察官として、必要な知能や、大学卒業程度の知識を択一式の筆記試験で行う。

警察官として、必要な知能や、高校卒業程度の知識を択一式の筆記試験で行う。

論文試験

主に、思考力、表現力について、論文式で筆記試験を行う。

主に、思考力、表現力について、作文の筆記試験を行う。

適性検査

職務遂行上、警察官として必要な素質や適正について、簡単な検査を行う。

第二次試験

試験種目

試験内容

口述試験

個別面接をして、警察官に適する人物かどうかについての試験

体力試験

職務遂行上、必要な体力を持ち合わせているかどうかの試験

身体試験

職務遂行上、適している体を持ち合わせているかどうかの試験

健康診断

医師による、胸部疾患、感染症疾患、聴力などの検査

 合否の結果は、合格者のみに、第一次試験が終了してから2週間前後で、郵送で通知されます。

最初は交番勤務で経験を磨いてさまざまな部署で輝けるようにがんばろう!!

 

 

 

 参考文献

警察官になるには | 警察官の仕事、なるには、給料、資格 | 職業情報サイトCareer Garden

http://careergarden.jp/keisatsukan/naruniha/

採用試験を受けよう!【なり★しり警察官】

http://www.nspoliceman.com/become/test.html